MTM07とデザイナー向けプログラミング部のハッカソン(の打ち上げ)に参加してきました #p4dhack


今年も Make に参加してきました。
Make: Tokyo Meeting 07 http://www.oreilly.co.jp/mtm/07/

今年は手芸を中心(?)に出したので、百年記念館という建物での展示になりました。
今回は羊毛フェルトで作った鳥の人形と、外出先から自宅の鳥に対して遠隔操作で給餌したり、風を送ったり、ライトをつけたり、ツイキャスで様子をストリーミング再生したりするものを展示しました。
夏ごろにあった早稲田のABC2011、先月のGoogle Developers Day 2011で展示したものとほぼ同じになります。

 

外出先から餌を…というシステムは cotorito(コトリト)という名前で作っていまして、サービスのaboutページに「クラウド時代における文鳥との暮らしを豊にするためのサービスです. 」と書いてありますが、GDD以降から鳩を展示するようになりました。

cotoritoが解決する問題は、離れた所にいても小鳥(もしくは鳩)の様子を観察したり、世話ができるようになるというものです。
使用するパーツを変えれば犬猫などの中型ペットや、人に対しても応用することができます。いまはまだ小さなものを使っての実験段階ですが、ゆくゆくは大型化したり、多彩なギミックを @itog さんが多分搭載する予定ですのでお楽しみに。

PIGMAL LLC http://pigmal.com/ (@itogさんの会社)

デザイナーとエンジニアがペアを組んで動くものを作るハッカソンの話

デザイナーとエンジニアがペアを組んで動くものを作るハッカソンをやります。 – KUROIGAMEN(黒い画面) 

Makeの打ち上げをしたかったのですが、近所に鳩を連れて入れるお店がなさそうで困っていた所、同じ日に上のようなハッカソンが恵比寿で開催されていました。
ちょうど良かったので混ぜてもらい、ピザとビールをいただいてきました。

主催がデザイナー向けプログラミング部なので、ウェブデザイナーがプログラマにサポートしてもらいながら一日でサービスを立ち上げる、あとプログラムを触るきっかけを作る、というのが開催趣旨になります。

20人近く集まって、10のチームが一斉にサービスを作っていった…というと聞こえはいいんですが、実際は思っていたより時間がなくて、開催前に想像していたものよりは進まなかったんじゃないかなぁと思ってます。

通常、共同開発するにあたり必要なのは実行環境だと思うんですが、プログラマは良くてもデザイナーが用意できなくて、現地でセットしているうちに時間が過ぎていく…ということがあったんじゃないかなと。

実行環境なしの場合、デザイナーがデザインを作る→静的なHTMLにする、という所まではいいんですが、プログラマが組み込んだ後に手を出しづらくなるんですね。よくあるのが、組み込み後のファイルを開くとむき出しの変数やHTMLの要素にない何かが追加されていて、ブラウザでうまく表示されなくなる、という奴です。
制作会社にいたころ外部のシステム屋さんとお仕事をするときによくこの状態になって、新規作成まではいいのにその後の修正や更新で非常に手間取ったのを覚えています。


@func09, @machida 組がチートだったのは、この部分がクリアされていたからだと思っています。マチダさんは駒形さんとの普段の業務でこのあたりの作業に慣れているでしょうし。

大枠が出来たらエンジニアはそれをGithubにアップするので、それをデザイナーはcloneしてローカルで立ち上げます。

これが出来そうでできないんですね。

プログラマから見たらデザイナーのマシンは「実家のお父さんのパソコン」と同じようなものなので、その辺を事前準備で攻略しておくといいのかもしれません。

とはいえ、こういうイベントがあると普段の仕事でやらないことに触れられることになり、無理やり最初の一歩を踏み出せます。当日はうまく出来なくても後日再チャレンジするとうまく出来たりするので、とてもいい経験になるだろうと思います。
僕も前日夜に一人エアハッカソンをやろうと思ってターミナルを触っていたら既存のRailsアプリが全部動かなくなりましたけど後悔していません\(^o^)/

RubyKaigi 2011 に参加してきました

7月17日〜19日の3日間、練馬文化センターで行われたrubykaigi2011に参加してきました。

2年ほど前から周りにRubyistの知り合いが増え、rubykaigiの事も「楽しそうだなぁ」と思いながら聞いていたのですが、2011年の今回で一度最終回を迎えると聞き、何も知らなさ過ぎて逆に失礼なんじゃないかと思いつつも「知らないからこそ色々聞くんだ!」と思い直して急遽参加することにしました。

Rubyist(僕の中ではルビー屋さんと呼んでる)の集まりには Mitaka.rb や FJORD, LLC で混ぜてもらっていたのですが、暖かい人が多く、ボッチに優しいコミュニティだなぁと思っていました。rubykaigiはそれらの総本山みたいなもので、素人の自分でも楽しく参加させてもらえました。

3日間のセッションはほぼ全て参加しました。初日の基調講演はひげの山男ことAaron Pattersonのお話で、内容はRubyにまつわる境界、断絶についてでした。Ruby本体とRailsの開発体制の違い、日本語圏と英語圏コミュニティの違いなどをユーモアを混ぜて話してくれて、外から見ている分には「RubyもRailsも人気だからうまくいっている」と何となく思っていたのですが、やはり中にいるのは普通の人間なので、それなりに問題を抱えている様子を教えてくれました。

同じようなやりとりはその次のNext version of Ruby 1.8 and 1.9でもあり、LinuxカーネルとRuby両方のコミッタの方が「Linuxも思ってるほど堅牢じゃないんですよ」「バーンとなったら直します!」というような面白話をしてくれました。こういうのを見ると、プログラマも人間なんだなぁ機械じゃないんだなぁと改めて感じます(すごい偏見)。Next version…のセッションの後半では壇上で今後の話がどんどん決まって行き、漫才のようでした。

書いてて飽きてきたので、あとは写真です。

まつもとさんのサインもらいました!@二日目の懇親会会場

 

Heroku、Sinatraの中の人とおそろいのTシャツ(だいたいあってる)で写真をとってきました!

同時開催:Rubykaigi2011でZach HolmanとBOOM!した – komagata

 

途中で文鳥の展示に顔を出してきました!at ABC2011 Summer

世界文鳥会議

 

2ヶ月前にGoogle I/Oで配られたばかりのボードでした!

 

もう一回まつもとさんにサインをもらいました!@三日目のreject heroku drinkup (注:@yagi_さんのです)

 

中田さん、まつもとさんのテーブルで二人のお子さんの話を聞いてました

 

Ruby界隈の話、コミュニティの空気、コアメンバーの人柄などはwebや本などからは得にくいので、直接体験できたのがいちばん大きな財産でした。まつもとさんはインタビュー記事などで見ていた印象と違い、気さくでユーモアがあり、でも自信に満ちている現場好きの人でした。Matz is niceの意味がよくわかりました。

 

僕はまだエアRubyistで陸Railerですが、さすがに環境構築や準備が面倒などの言い訳をしている場合じゃなくなってきたのと、Rubyのことをもっと知りたい!と思えるようになってきたので、ジュンク堂書店RubyKaigi店で買ってきたたのしいRubyと一緒に進んでみようとおもいます。

スタッフやスピーカーの皆様、三日間ありがとうございました!