7月17日〜19日の3日間、練馬文化センターで行われたrubykaigi2011に参加してきました。
2年ほど前から周りにRubyistの知り合いが増え、rubykaigiの事も「楽しそうだなぁ」と思いながら聞いていたのですが、2011年の今回で一度最終回を迎えると聞き、何も知らなさ過ぎて逆に失礼なんじゃないかと思いつつも「知らないからこそ色々聞くんだ!」と思い直して急遽参加することにしました。
Rubyist(僕の中ではルビー屋さんと呼んでる)の集まりには Mitaka.rb や FJORD, LLC で混ぜてもらっていたのですが、暖かい人が多く、ボッチに優しいコミュニティだなぁと思っていました。rubykaigiはそれらの総本山みたいなもので、素人の自分でも楽しく参加させてもらえました。
3日間のセッションはほぼ全て参加しました。初日の基調講演はひげの山男ことAaron Pattersonのお話で、内容はRubyにまつわる境界、断絶についてでした。Ruby本体とRailsの開発体制の違い、日本語圏と英語圏コミュニティの違いなどをユーモアを混ぜて話してくれて、外から見ている分には「RubyもRailsも人気だからうまくいっている」と何となく思っていたのですが、やはり中にいるのは普通の人間なので、それなりに問題を抱えている様子を教えてくれました。
同じようなやりとりはその次のNext version of Ruby 1.8 and 1.9でもあり、LinuxカーネルとRuby両方のコミッタの方が「Linuxも思ってるほど堅牢じゃないんですよ」「バーンとなったら直します!」というような面白話をしてくれました。こういうのを見ると、プログラマも人間なんだなぁ機械じゃないんだなぁと改めて感じます(すごい偏見)。Next version…のセッションの後半では壇上で今後の話がどんどん決まって行き、漫才のようでした。
書いてて飽きてきたので、あとは写真です。
同時開催:Rubykaigi2011でZach HolmanとBOOM!した – komagata
Ruby界隈の話、コミュニティの空気、コアメンバーの人柄などはwebや本などからは得にくいので、直接体験できたのがいちばん大きな財産でした。まつもとさんはインタビュー記事などで見ていた印象と違い、気さくでユーモアがあり、でも自信に満ちている現場好きの人でした。Matz is niceの意味がよくわかりました。
僕はまだエアRubyistで陸Railerですが、さすがに環境構築や準備が面倒などの言い訳をしている場合じゃなくなってきたのと、Rubyのことをもっと知りたい!と思えるようになってきたので、ジュンク堂書店RubyKaigi店で買ってきたたのしいRubyと一緒に進んでみようとおもいます。
スタッフやスピーカーの皆様、三日間ありがとうございました!